2006年12月10日

母へのメール・自閉症の誤解について

前略

息子については、
今はそれほど悲観している状態ではありません。
もちろん当初は、途方にくれかけたのだけど、
ともかく病気の把握をまずやろうとしました。

主に本が主体なのですが、
この病気じたい発見されたのは古いのですが、
あまり認知されることがなかったようです。
というより、誤解が多かったようです。

誤解の一部

●自閉症は環境が影響している。
 自閉症は先天的なもので後天的に発症することはない。
 最近でも、後天性であると自論を展開していた大学教授がおり、
 誤解は収まらない。

●ひきこもり、うつ病を含んでいる
 自閉という語感からくるもので、関連性はない。
 言葉を発しないタイプを主に研究されていたため、
 このような印象をもたれていた。

●自閉症は心の病である
 これは、古い学説をもとにした誤解。精神よりも、むしろ感覚の
 伝わり方やその処理をする脳機能の問題。


自閉と言う言葉を聞いて、
「暗い」「無口」とか陰性のイメージがあるのだけれど
どうやら、本を読んでいると随分違う印象になります。

どちらかというと、「自閉」ではなく、「自開」といったほうが
いいのではないかと思えることが多々あります。
特に息子を見ていると、自分から他の園児に近づき
顔を覗き込んだり、何か話しかけようとしたり積極的に
関わろうとしています。

もちろん、症状の一部も出ます。
たとえば、トイレへのこだわり。
何処かへ行くと必ずトイレへ行きたがります。
もちろん、ちょろっとだけオシッコがでるのですが
それよりも、トイレと言う場所に行くことが目的?
のようです。
家にいる時も頻繁にいくのですが、うんこは出ません。
相変わらず、パンツかオムツにします。

しかし、ここ2〜3日トイレで出もしないのに
便器にすわり、トイレットペーパーでお尻を拭き
水を流すという行動に出ています。
若干成長したか???

このように、何かに執着すること(彼の場合トイレ)は
自閉症の症状のひとつだといわれます。

また言葉の遅れと滑舌の悪さもありますが、
言葉は教えるとだんだん増えてくるようになりました。

しかし彼は、何よりケラケラとよく笑い、反応も明快です。
そういえば寝返りも打てないときから、よく笑顔を見せる子でした。

また、親の欲目かもしれませんが、ボケ方に才能があるのではという
気もします。天然ボケキャラで吉本が狙えるのでは?
第二のジミー大西というポジションはどうか?とかとか‥

なので、実際に彼を見ていても悲壮感や危機感などは沸いてきません。
先のこととか考えると「う〜む」と思わないでもないですが、
こいつなりに、なんとかなるんじゃないかという気もします。

悲しんでいることから、病気を理解する方へ考え方を変えると
分からなかった行動が理解できるようになり、
少し楽になってきました。
だから、悲観しないでください。

他にもまだまだ、自閉症を解き明かす話はあるのですが、
それはまた後ほど‥

実際「自閉症」という呼称を変えようと提言している人々もいます。
確かに、知れば知るほど「自閉」と言う言葉から
乖離してゆくように思います。
まあ、でも言葉を変えても世の認識が変わらなければ
意味がないと思いますが。

またメールします。
タグ:自閉症
posted by ほたお at 12:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自閉症について書簡

2006年12月08日

母へのメール

母へ初めて息子のことを知らせた。

‥ところで、
すこし辛い話なのだけど、11月にはっきりしたことがあります。
5月と9月に県立リハビリテーションセンターというところに
みせにいきました。

言葉が遅いということがあったので、
つれてゆきました。
5月9月の診断はグレーだったのですが、
11月の診断では、はっきり「自閉症」であるといわれました。

「自閉症」について事実だけを書き出すと、

「自閉症」とは原因不明の脳の感覚障害のことを指すそうです。
同じものを見たり、聞いたりしても一般の人の感じ方と
「自閉症」の人の感じ方が違うそうです。

感じ方の違いなので、定型の症状はないともいえます。
10人いれば10種の症状があるというのが
また難儀な病気だといえます。

知的障害を伴う場合と、伴わない場合とがあるそうです。
知的障害がない場合であっても一般生活は、支障がでるそうです。
(逆に障害が無いように見える分大変なこともあるようです)

「自閉症」は治る事はないそうです。
但し、重度の症状が軽度になることは
療育によって可能だそうです。

うちの場合、知的障害が出るかどうかは
未だ分からないそうです。
現状は、年齢より二つほど遅いようです。

ただ、言葉は最近どんどん増えていて
また、状況判断もできるようになってきました。

知らないところでも、何処かへ勝手に行ってしまうという
性癖が前からあったのですが、
どうやら、これは「自閉症」の症状のひとつである
「多動」のようです。

これらの知識も本やインターネットから引っ張ってきたもので
実際のところ「自閉症」を診断できる医師は少ないようです。
また、それらを総合的に療育したりする施設は
追いついていない状態のようです。

実は、同じ「自閉症児」は幼稚園の3人います。
1000人に一人と言われる「自閉症児」が同じ幼稚園に
3人とは‥(今随分増えていると言われています)

幼稚園では、先生一人では「自閉症児」と他の子供たちを
見られないので、プラスアルファの先生が必要です。

そこで、今その母親たちとうちのも集まって、
来年加配の先生をつけてもらえるように
町の教育委員会へ直談判しに行きました。

こんなことも自分たちでやらなければならないのが
現実です。それほど一般的理解が少ないもののようです。

まだ結果は分かりませんが、手ごたえはあったようです。

半年以上かかって診断されたので、
親として、悲しむという時期はすでに過ぎました。
今はよりよくなる方向を考えています。

10月から、「ぼくの歩く道」という
草なぎ君主演のドラマが始まっています。
見ているかもしれないけれど、これは結構真実を捉えているようです。
参考になると思うので、見てみてください。

「自閉症」は周囲の理解が必要です。
まずは親から理解しようと努力しています。

まあともかく前向きに頑張るしかないやね。


posted by ほたお at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自閉症について書簡
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